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生理の貧困って?
こんにちは、スタッフAです。
さくら🌸も満開、春の陽気が気持ちいい季節ですね😊
緊急事態宣言は解除されましたが、コロナ関連のニュースは今だに多い毎日です。
その中で特に目を引いたものがありました。
「生理の貧困」を調査 学生の約2割“生理用品 買うのに苦労”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210304/k10012896501000.html

そんなことが起こっているなんて・・・
コロナ渦の影響にショックを受けました。でも確かに生理用品はお金かかるもんなぁと納得してしまう自分も。
自然現象なのに、なぜ女性だけ費用がかかってしまうのか。
なんだか腑に落ちない気持ちになります。
スコットランドが世界で初めて「生理用品無償化」の法案可決されたというニュースもありました。
その他、生理用品の消費税を免除する法案が承認されるなど、海外では生理に対しての考えが進んでいるようです。
では女性が一生のうちに生理で使う費用ってどのくらいなのでしょうか?
もちろん個人差があることを前提でのお話になりますが、考えてみたいと思います。
初潮の平均年齢は12.3才、閉経の平均年齢は50.5才ぐらい。
1回の生理の平均日数は3~7日。
それを元に毎月生理がくると考えると、女性は平均38年間、456回の生理があります。
合計すると一生のうち2280日間(6年3カ月)、生理を経験していることに。。。。
あまり、楽しいと感じる人が少ない生理。
そんなに経験するのかと思うとげんなりしてしまいますね。
気になる費用は、ナプキン1パックあたり298~498円。
1回の生理で必要な数は、昼用 1パック(24個入り)
夜用 1/2パック(10個入り)と考えると。。。。
1ヵ月597円(1パック398円で計算)
597円×456回=272,232円
一生で、女性が買うナプキンは約27万ということに。
その他にも、生理痛の薬や、ピル、下着、生理痛をやわらげる保温グッズや、生理前のPMS(月経前症候群)で異様に甘いものが食べたくなってしまったり、などなど。。。
生理に関わってくる費用で考えると、なかなかな出費になってしまいます。
日本の一部の自治体では、ナプキンを無料配布する取り組み等も進んでいるようです。
また、学校に生理用品の無償提供を求める声が上がっているようなので、近々そんな日がやってきたら嬉しく思います。
生理の貧困*がなくなりますように。
*『生理の貧困』とは、生理用品を買うお金がない、また利用できない環境にあることを指します
今日も素敵な1日を。