秋の味覚 食べたいものって?

■スタッフ ブログ女性ホルモン

こんにちは、スタッフAです。

朝夕も涼しくなり、クーラーをかけずに眠ることができるようになり、秋がきたように感じるこの頃です。

みなさんは秋といえば何を思い浮かべますか?

食欲の秋、芸術の秋、行楽の秋、スポ-ツの秋・・・・・

秋といえば行事や美味しい食べ物が目白押し。

四季のなかで一番過ごしやすく、美しい季節。

私は年中食べてばかりですが、食欲の秋でさらに加速してしまうのではと、今から心配です。

今回はそんな秋の美味しい果実。

「イチジク」の持つ女性ホルモンの分泌を上げるための効果をご紹介したいと思います。

女性ホルモンの変化

女性の体の転換期、ちょうど更年期を迎える40代から50代の頃は、気持ちや体の変化が始まっている頃です。

その原因は女性ホルモンの減少のため。

卵巣の働きがが衰えることにより、それまで分泌されていた女性ホルモンが減り始めることによって、ホルモンのバランスが崩れ、自律神経などに影響を及ぼすためと言われています。

不調に苦しむ人もいれば、忙しくて忘れてしまった、あまり気にならなかったという人もいて、その症状はそれぞれ違っています。

更年期を避けることは出来なくても、その不調を和らげたり少しでも先送りするには、薬などに頼らず、普段の生活の中で女性ホルモンをなるべく多く摂取できるような食品を選ぶことが大切だと思います。

イチジクの時期は?

イチジクは、6月頃から市場に出まわり始め、美味しくいただける旬の時期は夏の8月から11月頃までです。

今が一番おいしい時期になります。

イチジクは、クワ科イチジク属の落葉高木樹で、完熟すると濃い赤紫色になります。

漢字では「無花果」と書きますが、これは、花が咲かない果物という意味ではありません。

イチジクの花は変わっていて、実の中に隠れて花を咲かせます。イチジクの実の中は袋状になっており、その袋の中に花があるのです。

実際に果実を半分に切ると赤い粒がたくさん詰まっています。この粒の部分が花で、実を食べているようで実は花の部分を食べており、口の中でプチプチとつぶれるような独特の食感を作っているのです。

イチジクの効果

イチジクの中には女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」と同じような構造を持つと言われている「植物性エストロゲン」が種子の部分に大量に含まれています。

エストロゲンは生理の周期を安定させたり、美肌を作り出すなど女性のアンチエイジングの維持に効果を発揮するホルモンです。さらに更年期の症状の予防に効果があると言われています。

イチジクの果肉を食べることで、このエストロゲンに似た働きを期待できるのならば、女性なら食べないわけにはいきません。

また眼精疲労回復や、視力改善効果が期待できる「アントシアニン」や抗酸化作用を持つ「ポリフェノール」も豊富に含まれているので、ますます更年期が気になる年代の方は、積極的に摂っておきたい果物のひとつです。

また、イチジクは水溶性食物繊維である「ペクチン」を豊富に含んでおり、腸の働きを活発にして便秘に効果を発揮します。

また骨や血の成分となるカルシウムや鉄分も多く含まれています。

イチジクには体の中にある余分なナトリウムを排出する働きを持つ「カリウム」も含まれており、血圧を下げる効果があるので高血圧や動脈硬化の予防が期待できます。

そして特筆すべきなのはと、「フィシン」というたんぱく質分解酵素成分が含まれていることです。たんぱく質分解酵素とは、魚や肉をヨーグルトや味噌、塩麹などの発酵食品につけておくとやわらくなりますよね。それは、たんぱく質を酵素が分解して柔らかくしてくれるからなのです。

食物繊維もたくさん含まれているため、整腸作用が強くなりすぎてしまうことも。食べ過ぎには注意です。

1年を通してコツコツとイチジクを摂取することで、女性ホルモンアップも期待できるかも知れません。

私も積極的に食べていきたいと思います。

コロナの影響で、まだ積極的な外出ができない状況が続いていますが、そんな時こそ“食欲の秋”楽しんでいきましょう。

今日も素敵1日を。