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院長の婦人科診療コラム3
今回は更年期障害について載せます。
更年期障害は、クリニックにいらっしゃる患者さんの訴えで最も多い病態の1つです。

日本人の平均閉経が、50歳頃で、この閉経をはさんだ前後約10年間を更年期と言います。
更年期になると、卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少し、その結果ホルモンのバランスの乱れに体がついていけず、体だけでなく自律神経や精神状態にも不調が起こります。
更年期に起こるこのさまざまな不調を更年期症状といいます。
更年期症状と言うと、のぼせ、ほてり、ホットフラッシュや発汗をイメージする方が多いと思いますが、それ以外にも動悸、めまい、疲れ、倦怠感、肩凝りや冷え、不眠、関節痛、イライラ等様々です。
クリニックにいらしている患者さんの多くも、疲れが取れない、やる気がしない、眠れない、関節が痛い、ほてり等を訴えて通院されています。
治療には、急激に減少しているエストロゲンを補うホルモン補充療法や、プラセンタ治療、その他漢方薬や対症療法等があります。
更年期症状と思っていたら甲状腺疾患など、実は違う病気が隠れている方もいますので、初診でいらした時は、時間をとってお話を伺い、採血検査も行い、結果をもとに 患者さんにあった治療を行っています。
それ以外にも、閉経周辺期には、卵巣機能の低下により、月経が遅れたり、早まったり、しばらく月経がないと思っていたら、大量に出血したり、だらだらと出血が続き、止まらなくなったりと、月経に関する不安を抱える患者さんも多くいらっしゃいます。
是非お一人で悩まず、ご相談にいらしてください。
少しでもお手伝いできればと思っています。
院長 牧田千恵