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院長の婦人科診療コラム1
~院長の婦人科診療コラムでは、来院した患者さんの疑問点や、訴えをもとに、気になることやお伝えしたいことなどを載せていきたいと思っています~

今回は、昨日不正出血を主訴でいらした若い女性について書きますね。
不正出血を主訴に外来にいらっしゃる患者さんは割りといますが、原因としては、ホルモンバランスによるもの、ピル内服の副作用によるもの、排卵期出血、腫瘍によるもの、感染によるもの等が考えられます。
今回はその中でも、ピルによる副作用での不正出血について述べます。
昨日いらした患者さんは月経困難症治療目的で、超低用量ピルの内服をはじめて、まだ2シート目の方でした。
他院で子宮頚がん検査、子宮体がん検査、ホルモン採血もされていて特に問題はなかったそうです。
感染症については、治療済みでしたが、暫く経っていましたので、念のため検査をし、エコーなどの診察を行いましたが、エコー上も明らかな問題はありませんでした。
と言うわけで、一番考えられるのは、ピルの副作用ではないかと言うことで、お話ししました。
超低用量ピルはエストロゲン量が20μgなので、吐き気などの副作用はほとんどなく飲みやすいのですが、不正出血が起こりやすいという特徴があります。
3周期位続けていくうちに不正出血は減っていき、なくなるのですが、中にはなくならない方もいます。
そういう方はピルの種類を変えてみます。
別の超低用量ピルに変更もしくは、エストロゲン量が30μgのピルにする場合もあります。
今では低用量ピルの種類も増え、また副作用については個人差がありますので、
自分にあったピルが見つかるまで、遠慮なくご相談下さいね。
院長 牧田千恵