院長の婦人科診療コラム2

■院長の婦人科診療コラム妊活

~院長の婦人科診療コラムでは、来院した患者さんの疑問点や、訴えをもとに、気になることやお伝えしたいことなどを載せていきたいと思っています~

今回は妊活でタイミング療法希望で通院されていた患者さんについて書きますね。

今までにも、妊活目的で他院にしばらく通院されていた経緯がある方ですが、職場の近くと言うことで、7月に初診でいらっしゃり、タイミング療法目的に通院されていました。

7月の月経周期で、超音波での卵胞チェックを何度か行い、タイミング指導し妊娠されました。

治療としては、通院中に 女性ホルモンなどの採血を行い、黄体ホルモンの補充のお薬を処方したくらいです。

5回目の再診で妊娠を確認(子宮内に胎嚢を確認)し、その2週後には胎児の心拍も確認、それから10日後に胎児の成長を測定し、順調なことを確認し、希望の産院を紹介しました。

妊活で通院される患者さんは他にも何人かいらっしゃり、もう一人、妊娠反応が出て、次回胎嚢確認の予定の方がいらっしゃいます。

卵胞チェックで通院される患者さんは、排卵の時期を予測するために数日おきに来ていただくので、めでたく妊娠され、当院を卒業されることは嬉しいことですが、寂しくもあります。

今回のように1回の周期で妊娠に至る方もいらっしゃいますが、何回かの周期 通院を必要とする患者さんももちろんいらっしゃいます。

患者さんの体調によって排卵の周期が毎回同じではなく、ずれることもありますし、ご自身で市販の排卵チェッカーを参考にタイミングを取ってもなかなか妊娠に至らない方は、是非ご相談にいらして下さい。

院長 牧田千恵