診療科目
子宮頸がん予防ワクチンとは
子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がんの主な原因である HPV(ヒトパピローマウイルス)16 型と 18 型のウイルスに効果があります。
子宮頸がんワクチンはこの16型・18型によるウイルス感染を予防するもので、サーバリックスとガーダシルの2種類があります。ガーダシルは、16型・18型に加えて6型・11型、尖圭コンジローマ、内腫瘍などの予防効果も期待できます。どちらのワクチンも充分な効果を得るためには合計3回の接種が必要です。1度接種を受けてしまったら、それ以降別のワクチンに変更することはできません。
現在すでにHPV感染している場合、また異形成や前がん病変がある場合、すでに子宮頸がんが発症している場合には、ワクチンによる予防効果は得られません。
保険適用外ですので自費となりますが、公費対象者は無料で受けることができます。
接種後の激しい痛み、しびれ、脱力感などの症状が長く続く症例が相次いで報告されたことを受け、2013年6月厚生労働省は実態調査を行うため約半年間をめどに「接種の積極的な勧奨」を一時中止し、その後の通知はまだ出されていません。ただし、これは積極的な勧奨を一時中止しているものであり、定期接種として引き続き接種可能です。定期接種対象ですから、対象者はHPVワクチンを公費で接種できますし、万が一副反応が起こった場合は法に基づく救済の対象となります。
先進国で子宮頸がんワクチンが行われていないのは日本だけです。海外では男女共打っている国もあります。
接種方法
予防接種は予約制ですので、必ずお電話でご予約ください。
*接種回数・・・ 3回
現在、子宮頸がん予防ワクチンは2種類あります。2種類のワクチンの併用について、 安全性・有効性は確認されていないため、必ず、同じ種類のワクチンを続けて3回接種 してください。2種類のワクチンを併用することはできません。
サーバリックス
接種費用 | ※公費対象者は無料です。 |
---|---|
接種回数 | 半年間に3回(3回の接種により十分な抗体がついて予防効果が期待できます) |
接種のタイミング | 1回目→2回目 1回目の1ヵ月後 2回目→3回目 1回の6ヶ月後 |
接種対象 | 10歳以上の女性 |
予防できるHPVの型 | HPV16型・18型(高リスク型) |
効能と効果 | ヒトパピローマウイルス16・18型感染に起因する以下の疾患の予防
|
公費対象者 | 小学校6年生~高校1年生相当の方 |
ガーダシル
接種費用 | ※公費対象者は無料です。 |
---|---|
接種回数 | 半年間に3回(3回の接種により十分な抗体がついて予防効果が期待できます) |
接種のタイミング | 1回目→2回目 1回目の2ヵ月後 2回目→3回目 1回目の6ヶ月後 |
接種対象 | 9歳以上の女性 |
予防できるHPVの型 | HPV16型・18型(高リスク型) HPV6型・11型(低リスク型) |
効能と効果 | ヒトパピローマウイルス16・18型感染に起因する以下の疾患の予防
|
公費対象者 | 小学校6年生~高校1年生相当の方 |
子宮頸がん予防ワクチンの公費(無料)接種
標準的年齢(法定接種期間)
中学校1年生に相当する年齢の女性(小学校6年生~高校1年生に相当する年齢の女性)
渋谷区からの通知はしていませんので、希望する方は渋谷区まで問い合わせください。
渋谷区役所[電話番号] 03-3463-1211